仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware といったサーバー・デスクトップ仮想化の最新技術や設計情報の検証結果を共有します。(本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。)

XenDesktop / XenApp サイジング(3)ーDatastore SQL Server

皆さまお疲れ様です。

この記事ではDatastore SQL Serverのサイジングを記事にします。

 

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次:XenDesktop(VDA)サイジング

 

③Datastore SQL Server

SQL Serverで肝になるのはディスクサイズかと思います。

CPU・メモリについては、VDI Handbook上で下記が推奨されております。

 

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※1点気をつけて頂きたいのが、SQL Serverは既定の設定だとメモリを際限なく消費します。必ずインスタンスに対して最大サーバーメモリ設定は行うようにしましょう。

 

その他、SQL Serverでパフォーマンスに関するBest Practiceは下記が参考になります。

SQL Server 2016 環境構築時のパフォーマンスに関するベストプラクティス – Microsoft Japan Data Platform Tech Sales Team Blog

 

 

これ以降は、肝のディスクサイズについて記載をしていきます。

CitrixのDBには大きく3種類あります。

①Site Database:Studioの設定情報を格納するDB

②Monitoring Database:Directorの監視データを格納するDB

③Logging Database:Studioで管理者が行った監査ログを格納するDB

 

DBの中では②・③が容量が大きくなります。

特に②についてはPlatinum Editionだと1年間監視データを格納することが可能なため、結構な容量になります。

 

VDI Handbook上でも色々情報が書かれていますが、一番いいのがCitrix社が公開しているデータベースサイジングツールを使用することです。

 

ツールを使用して、Site DBおよびMonitoring DBのサイズを計算できます。

XenDesktop 7.x: Database Sizing Tool

※Logging DBについてはツールで算出できないため、Handbook上の情報をベースにするしかありません。Handbook上では「非MCS環境では30~40MB、MCS環境では200MBを容易に超える(仮想マシンのビルドデータをログに取るため)」と記載がされています。従って、Logging DBについては1~2GB程度を見込めば十分かと考えております。

 

 

下記は一例ですが、例えば「XenAppのインターネット分離案件で、2,000ユーザーに対してIEChromeを公開する」となったことを想定して試算をしたものです。

下記はMonitoring DBの画像ですが、1週間で約2GB、1カ月で約4.5GB、1年間で約34GBと分かります。Platinumの方は34GB(最大1年)、Enterprise/Advanced/Secure Browser の方は2GB(最大1週間)をmax値として考えればよいかなと思います。

 

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 勿論上記はDBのサイズだけですので、DBバックアップをローカルに吐き出す場合やトランザクションログバックアップをローカルに吐き出す場合などは別途その分のディスク容量が必要となります。(特にMirroringやAlways Onを使用する場合、完全復旧モデルが必須となるため、トランザクションログバックアップは必ず取る必要があることは留意して下さい。)

 

Datastore SQL ServerについてはDBバックアップ要件でディスクサイズが大幅に変更される可能性があるため、ディスクについては明示しないようにします。

 

なお、SQL Server Mirroring や Always on フェイルオーバークラスタ・高可用性グループを使用する場合、スタンバイ側のサーバーは同じリソースで準備し、Witnessは最小リソース(SQL Express を導入し、かつ Citrix License Serverと相乗りなど)で構成すればよいと思います。

 

それでは以上となります。ありがとうございました。