仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware といったサーバー・デスクトップ仮想化の最新技術や設計情報の検証結果を共有します。(本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。)

XenDesktopでServerOSをVDI利用する

みなさまお疲れ様です。

だいぶ間が空いてしまいましたが、今回もCitrixを記事にしてゆきます。

 

 

CitrixでVDIを提案する時、大きくは3パターンの提案があります。

①XenDesktop (Windows 10などのクライアントOSをVDIとして利用)

②XenDesktop Server VDI (Windows Server 2016などのサーバーOSをVDIとして利用)

③XenApp (SBCと呼ばれるサーバー共有型デスクトップ)

 

 

よく比較提案されるのは ① と ③ です。

①XenDesktop - Client OS の VDI

メリット:クライアントOSを使用するのでアプリケーション互換性が③よりも高い

デメリット:VDAライセンスや機器費用などコストが高い

 

 

③XenApp - SBC

メリット:①と比べてライセンスや機器費用が安く済む

デメリット:サーバーOS かつ 複数ユーザーが同時使用するのでアプリケーションの互換性がない場合がある(サーバーOS対応 / マルチユーザー対応 のアプリケーションである必要がある)

 

 

※VDAライセンスは下記のブログが非常に分かりやすいです。

VDI と Microsoft VDA ライセンス - (1) VDA の正しい理解 - 仮想化でプリセールスしてるSEの一日

 

 

お客様でもVDAライセンスを「高い」と感じられている方は結構いらっしゃいます。

そんな時の抜け道として②を提案することもあります。

 

②はWindows ServerをDatacenter Editionとして買うことで無制限に仮想マシンが立てられることから、Server OSをVDIと見立てて使おう、というものです。

実際にはVDAはいらないものの、代わりに Server CAL や RDS CAL が必要になってきます。(それでもVDAよりは安く済みます。)

 

とはいえデメリットもあります。下記にメリット / デメリットをまとめます。

 

②XenDesktop - Server OS の VDI

メリット:

1) サーバーOSを使用するが、マルチユーザー対応である必要がないのでアプリケーション互換性は③XenAppよりも高い

2) 機器費用は①XenDesktopと同じだが、ライセンスは①XenDesktopよりも安い。何よりVDAライセンスを購入しなくてよい

デメリット:

1) クライアントOSでないため、互換性がないアプリケーションはどうしてもある(特にビット数の違いなどから動かない等)

2) ③XenAppほどコストは安くならない

3) ①XenDesktopに比べて使用できる機能に制限がある

 

 

 

CitrixではサーバーOSをVDI利用する際にはVDAをコマンドラインでインストールします。下記の記事に使用できない機能も記載されています。(Personal vDiskなど。)

Server VDI (XenDesktop 7.14)

Install using the command line (XenDesktop 7.14 コマンドラインオプションの説明)

 

 

また、XenAppではVDAをインストールすると自動でデスクトップエクスペリエンスの機能を入れてくれたり、タスクバーのサーバーマネージャー等を自動で消してくれたりしますが、Server VDIでは上記の機能は入りません。UIをクライアントOSに近づけたい場合は別途デスクトップエクスペリエンスの機能を追加したり、GPO制御をするようにして下さい。

 

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。