仮想化エンジニア奮闘記

Citrix や VMware といったサーバー・デスクトップ仮想化の最新技術や設計情報の検証結果を共有します。(本ブログは個人のものであり、所属する会社とは関係ありません。)

Citrix AppDiskの概要について

みなさんお疲れ様です。
今回はCitrix AppDiskの概要について記事にしたいと思います。

Citrix AppDiskを試してみた(1) - 仮想化エンジニア奮闘記

Citrix AppDiskを試してみた(2) - 仮想化エンジニア奮闘記

 

Citrix AppDiskはCitrix XenDesktop 7.8から搭載された新機能で、一言でいうとアプリケーションのイメージ管理機能となります。

 

従来、Citrix XenDesktopではMachine Creation Services(MCS)やProvisioning Services(PVS)で「OS + アプリケーション」のマスターイメージ管理はできましたが
アプリケーション単体のイメージ管理はできませんでした。

例えば各部署で使うアプリケーションが違う場合、マスターイメージが増えるなど管理が煩雑になる側面があったということです。

Citrix AppDiskは上記の欠点を解消するため、OSイメージとは別にアプリケーションのイメージを作り、デプロイされたOSにアタッチすることで、OSとアプリの組み合わせに柔軟に対応できるようになるのがメリットだと考えています。

 

f:id:kenta53682:20170502174406p:plain

 

さて、ではこのAppDiskを構成する要件を見てみましょう。
XenDesktop 7.13の製品ドキュメントを参照します。

Citrix Document XenDesktop 7.13

下記が主だった要件かと思います。
①AppDiskの機能がサポートされるのは、XenAppおよびXenDesktop 7.8以降
②AppDiskを作成するには、OSのみがインストールされた(つまり、他のアプリをインストールしていない)仮想マシンを使用。AppDiskの作成前に、OSのすべての更新を実行する必要がある
③AppDisk作成時には、デリバリーグループに所属していないマシンが1台は必要
④一時データのキャッシュを使用するMCSカタログのマシンでは、AppDiskの作成はサポートされない
⑤AppDiskを作成する仮想マシンで、Windowsボリュームシャドウサービスが有効である必要がある
(上記サービスが動かない状態だと、AppDiskの作成がフリーズしていつまで経っても終了しないスタック状態になります。)
⑥AppDiskで使用されるデリバリーグループには、ランダムプールのマシンを含めることが可能。静的プールや専用プールでは使用不可。

 

さて最後に、これはとあるセミナーで聞いた話ですが、AppDiskは比較的新しい技術でもあるので、トラブルになった時に調査が難しい機能でもあります。
そのため、セミナー主催会社ではアプリケーションとOSを分離する際は信頼と実績のあるXenAppを提案しているとのことでした。
私も個人的には上記の方針に賛成しています。

 

実際にAppDiskを作成しようとした時にフリーズしてプログレスバーが一切進まなくなったり、OSにログインしたらアプリケーションが使えなかったりと何度かトラブルに見舞われています。

実運用を考えると、日本で導入実績が多いXenAppを使ったほうが安心かもしれませんね。

 

それでは最後までありがとうございました。